
サーフからヒラメを狙うルアーの一つとして「ミノー」というのがあります。
俺の中ではヒラメの半分以上、多分3分の2はミノーで釣ってると思う。
200枚くらいはミノーで釣ってるんじゃないかなー
けど、ミノーって「飛ばない」という話を良く聞く感じっすね。
確かに飛ばない・・・けど、飛ばない原因というのもあると思うのでちょっくら書いてみます。
サーフでヒラメを釣るルアーのミノーとは

ミノーというルアーは小魚に似た長細いルアー。サーフでは9cmから14cmまでがよく使われます。
ミノーにはフローティングタイプとシンキングタイプがあります。
フローティングミノー
フローティングミノーは水に浮くタイプのミノー。ルアーの表記に「F」と付いてる事が多いですね。
ハイフロートという浮き上がりが早いタイプとスローフローティングという浮き上がりが遅いタイプがありますね。
ハイフロートは浮きが早いので重量が軽く、スローフローティングはフローティングミノーでも重量があるタイプ。
サーフの釣りでは「流されやすい」という特徴も頭に入れておけばOK。流されやすいという事は、使い方によっては流れに弱いという形にもなりやすいですね。
シンキングミノー
シンキングミノーは巻かずに止めると沈んでいくタイプのミノー。ルアーの表記に「S」と書いてる場合が多いです。
フローティングミノーより重量があるので飛距離が出しやすいし、レンジも下になるのでサーフみたいな波や水流がある場所では初心者には使いやすいかな?
フローティングタイプより流されにくいと言えます。
その他に分類されるミノー
フローティングとシンキングだけでいいのに、ルアーには他のタイプのあるんですよね。
サスペンドタイプっちゅう、止めたら浮きもしない沈みもしない水中で止まる重量のルアーっすね。
すごいシビアな調整してるようですけど、大体すげーゆっくりスローに沈んでるのが多いし、そもそも海って塩分濃度で全然違うので、ほんと微妙な位置のルアーっすね。
もっと言えば、一時期サスペンドってのが流行ってて一瞬だけ出てたけど、もうあんまり見なくなりました( *´艸`)
初心者がサーフでミノーが飛ばない・飛距離が出ない原因

サーフでロングロッドでキャストすると、ミノーって飛ばないなーってよく聞きます。
確かに飛ばないかもしれませんけど、簡単に飛ぶルアーばっかり発売されてるってのも原因でしょう。
どこもかしこもヘビーシンキングペンシルとメタルジグを発売して、誰でも遠くへ飛ばせるもんでみんなそれに慣れちゃってるのもミノーが飛ばないって思っちゃう原因でしょう。
ルアーの形状も重量系のルアーと違って、体積も大きく空気抵抗も生まれるので、ヘビーシンペンとかメタルジグばかり投げてるとすごい失速感を感じると思う。
50mくらい飛んでるけど、スパって飛んで行かずに失速して落ちる、ルアーもシルエットがでかいので変に近くに落ちてる気がしてるだけかもしれませんよ。
ただ、キャストの仕方が上手でないと飛ばないってのも正直なところですね。
飛ばない原因・振りかぶってキャストしている
よく見るのが、ロッドを後ろに振って投げる「振りかぶりキャスト」をしてる人。
このキャストでは重量があって大きいミノーは全然飛ばないっすね。
どのルアーでも「ペンデュラムキャスト」でしっかり振れるようにすれば飛んでいきます。
特に14cmクラスのミノーが飛ばないのは、大体はこのキャストをマスターしてないからと言えるでしょう。
振りかぶりキャストだと、キャストする前にミノーの姿勢がバラバラになって飛ばないです。
ペンデュラムキャストでゆっくり振り子のように動かして、後方でミノーの姿勢がピタッと止まってからキャストするようにできれば、かなり飛距離は出るようになります。
ただし、50m~60mくらいが限界じゃないかなー。
追い風参考なら80mくらい飛ぶ時はあるけど、平均的には60m圏内を狙う時が多いので、そもそも超遠投を狙って使うもんじゃないって思ってる。
サーフでミノーをキャストして飛距離を出す方法

ミノーを遠投する方法。
さっき言ったようにペンデュラムキャストでルアーの姿勢を安定させることが大事。
俺の場合、垂らしは結構長め、俺の場合は一番手元のガイド(バットガイド)にルアーが当たるくらいの長さでキャストしてます。
この垂らし長めのペンデュラムキャストは最初はなかなか飛ばないですよ。
ロッドを曲げてキャストするパワーにルアーが追いつかないような感覚というか。
でも、ロッドを曲げるパワー、キャストパワーが上がると後方に振られたルアーが矢のようにぶっ飛ぶ感覚になります。
これくらいになると、どんなルアーでもメタルジグ感覚になって飛距離を出せるようになります。
メタルジグなんかの重たーいルアーは振りかぶって投げないでしょ?
メタルジグはゆっくり後ろに振ってキャストしてると思いますけど、あの感覚を軽いルアーでもできるようになればミノーでもすごい飛距離がでます。
あとは、ミノーの飛距離は飛んでいる姿勢が安定してるとルアーがブレずに遠くまで飛びます。
プロでも振りかぶってキャストしてる人もいますけど、よく見るとミノーを投げる時は垂らしが長めでゆっくり振りかぶってると思います。
- 飛行中のミノーの姿勢を安定させる
- ペンデュラムキャストでしっかり振り抜く
この2点を気にしてキャストすれば飛距離は出ると思います。
飛距離の出やすいサーフで使えるミノー5選

俺が使ってるミノーで誰でも飛距離が出しやすいタイプを紹介します。
ima(アイマ) sasuke120裂波
初心者にもベテランにも愛されるフローティングミノーですね。
俺も10年以上お世話になってて、外せないルアーの一つです。
重量が17gと軽めなので、振りかぶりキャストでもキャストしやすい。
欠点は風に弱い事ですね。
追い風、横風の時は相当飛距離が出なくなりますけど、そういう悪条件でもフローティングミノーの中では飛距離が出る方です。
DUO(デュオ)タイドミノースプラット120SF・140SF
タイドミノーシリーズで最近出たミノーで、スローフローティングタイプです。
12cmと14cmがありますけど、初心者には120SFがキャストしやすいと思います。
140SFは24.5gと重量もあるんですけど、かなりボリュームのある形状で、ルアーの初速が遅いとあまり飛ばないですね。
ある意味、ペンデュラムキャストでしっかりパワーが出せるようになっていれば、140SFがすんごい遠くまで飛ばせます。
DAIWA(ダイワ)ショアラインシャイナーZ バーティス R125F
バーティスはフローティングタイプとシンキングタイプがありますけど、俺が使ってるのはフローティングタイプ。
あんまり潜らないので人によってはサーフでは使わないと思うけど、俺の行くフィールドは水深50~60cmも狙っていくので重宝してる。
ダイワのショアラインシャイナーシリーズは、ちょっと重心移動が独特で、振りかぶりキャストとペンデュラムキャストとではびっくりするくらい飛距離が違います。
12cmクラスのフローティングミノーでは一番飛距離が出ますけど、さっき言ったようにペンデュラムキャストがしっかりできるかどうかがカギですね。
ヒラメ狙いだけでなく、サーフからスズキや青物が狙えるならいい仕事してくれると思います。
DUO(デュオ)ビーチウォーカー120MD
今まで紹介したミノーよりも深く潜るタイプで、だいたい1mくらいの水深を探る時に使うルアーっすね。
こちらでは水深1m前後のサーフが多いので一番出番が多く、波風で表層がうるさい時でもしっかり2枚下くらいを狙えます。
これ、なぜか買ったばかりの時にスプリットリングが付いてるんですよね~。
スナップ使う人は最初に外しとかないと邪魔です( *´艸`)
ミノーで飛距離を出すにはペンデュラムキャストとルアーの飛行姿勢が大事

という事で、サーフでミノーをキャストしても飛ばないって原因とか書いてみました。
- ペンデュラムキャストをマスターする
- ルアーの飛行姿勢が安定する
この2点が出来るようになるとかなり飛距離は出ると思います。
あとは、重量系ルアーばかり(メタルジグやヘビーシンキングペンシル)使ってて、ミノーが飛ばない感覚になりがちっての精神面が原因になってたりもします(笑)
ミノーは大きさのアピール力とレンジキープ力でかなりヒラメが釣れるルアーですので、ちょっくら使ったくらいで飛ばねえよって使うの辞めるにはちょっともったいないルアーですね。
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m