
水温も上がり、徐々に夏の匂いが強く強く臭ってきています
サーフの釣りとしてはまだまだヒラメも釣れる時期ですが、水温が上がるにつれて徐々に食いが落ちる時期でもあります
そうなってくると、サーフからはマゴチが盛んに釣れ始め、6~7月はマゴチ一色になる時も多くなります
ヒラメとマゴチ
生態の違いや釣り方の違いはあるのでしょうか?
すごく簡単に釣れ方の違いを語るアングラーも多いですね
どうやってマゴチを釣る、マゴチとヒラメの違いは?
これで調べた情報で語る人
脳内処理ではなく、実際に何百匹と釣った結果の違いを語る人
色々います
私は年間1000匹以上マゴチを釣った経験があるアングラーです( ー`дー´)キリッ
( ー`дー´)キリッ
( ー`дー´)キリッ
ど・・・どうしよう・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ウソ付いちゃったから後からこっそり半年で300匹に減らしておこう・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そんな現役女子大生アングラーが語る、ヒラメとマゴチの違いを解説します
私もオナ〇スト素人アングラーの一角です
ただし、チビハゲデブ勘違いおっさんアングラーとの違いは「絶対に適当な事は言わない、再現性を大事にする」です( ー`дー´)キリッ
数匹釣っただけで舞い上がったり足が震えたりしてメソッド語るのではなく、数多くの検証結果で激しくローションプレイをする女子大生アングラーです
経験値と釣果と調べまくった結果論を、適当に解説してます( *´艸`)
もちろん、マゴチとヒラメの釣り分けが出来るというアングラーを否定するものではありません
私はあくまでも「釣り分けはできない」派としての意見として見ていただきたいですm(__)m

マゴチとヒラメ、サーフでの生態の違いは?

サーフの釣りなので、サーフでの生態の違い
ヒラメとマゴチの違い
これは実際に、釣れたヒラメとマゴチにインタビューした結果です(´ー`*)ウンウン
ヒラメとマゴチの生態の違いでよく言われるのが食性の違い
- ヒラメ=魚食性
- マゴチ=雑食性
この違いは釣った魚の胃を割ればよく分かります
ヒラメの胃には魚しか入ってない事が非常に多く、マゴチは甲殻類が入ってる事もよくあります
食性に違いである程度釣り分けも可能ですが、それは後述する事にします
適水温の違いもよく言われます
- ヒラメの適水温=15~20度
- マゴチの適水温=20~25度
この数字は色んなサイトを平均した数値です( *´艸`)
釣れた時に水温測ってないので俺には分かんないです
暑くても水温は低かったりするし、低いからヒラメが多い、みたいな感覚はないです
海水温が一番冷たいとされる2月、3月にマゴチを釣った事もあるし、海水温が上がる7月にヒラメを釣った事もあります
多分、実際の釣果とちゃんと釣れたレンジの海水温を測ったデータを持ってるアングラーはいないので、適水温についてはサイトで調べて平均出せばいいんじゃないですかね( *´艸`)
とりあえずヒラメ、マゴチに共通して言えるのは「突然釣れ始める」って事です
このタイミングが完璧に分かれば苦労しないんですが、毎日サーフに行ってても、なぜか急にバタバタと釣れて、それからしばらくは釣れ続けます
ヒラメもマゴチも一緒です
ベイトがわんさと入った訳でもなく、昨日とそんなに変わってないのに急に釣れ始めます
女子大生には到底分からない、自然の変化をヒラメやマゴチには感じてるんでしょうね
一つ、これは私の妄想にすぎませんが、大河川が近くにある土地柄だと、河口域から河川内へ入ってる事も考えられるんじゃないかと思います
落ちアユ、稚鮎、ハク、イワシなどなど、大河川の河口域は季節によって大きなベイトの要素がたくさんあります
晩秋から初冬は河口域で座布団ヒラメが連発する事もあるようです
サーフによっては沖がドン深になっていたりもしますし、そういうベイトの状況によって遠浅サーフに入ったり出たりしてるんじゃないかなって思います
それがヒラメならこう、マゴチならこう、というような、はっきりしたものは正直分からないですね

マゴチとヒラメの違い・釣れる時間と釣れるサイズ

マゴチとヒラメの違いとしてすごく感じる部分があります
- 釣れる時間とそのサイズ
時間帯としては朝マズメが圧倒的に良いのはどちらも一緒
これはどんな魚でも共通した部分ですね
デイゲームになると少し違いが出てきます
日が昇ると60cmを超えるヒラメが釣れる確率がかなりというか一気に下がります
マゴチは日が昇っても60cmを超える大型サイズは普通に釣れる
この差はかなりあると思います
恐らくですが、大型のヒラメは夜間に捕食する傾向が強く、朝マズメや夕マズメに釣れやすくなるのは夜間前後であるからではないかと思ってます
もちろん、私の行くサーフが水深1m前後の遠浅サーフであるってのも要因になってると思います
水深のあるサーフだとベイト次第では釣れるサイズはそこまで変わらない
浅い遠浅サーフになると、日が昇った時点で座布団ヒラメの確率はかなり下がります
私の経験としては、一度だけお昼前後に70cmクラスが3連発した事があります
これも一度だけで、平均的には30~40cmが多くなり、50cm台のヒラメが釣れるとにこにこで全裸サービスです
なんであの日だけ座布団連発したのかは全くの謎
特別流れが出てたわけでもなく、ベイトがいた訳でもなく
一つ言えるのは
そこに俺がいたε- (´ー`*)フッ
ってところですね
20年近く釣って来た平均として
- デイゲームになると小座布団(60cm以上)と言われるサイズのヒラメが極端に釣れなくなる
なので、ヒラメのサイズを出したかったら水深のあるサーフでやった方が確率は上がります
一方マゴチはというと、デイゲームだろうがマズメだろうがサイズはバラバラ
どちらかというと、マゴチはサイズが揃うって傾向が強いです
40cmサイズが釣れる時は同サイズのマゴチが釣れる
60cmクラスの大型マゴチが釣れると、その周辺でも同サイズが釣れる
恐らくですが、マゴチの方が群れで移動する傾向が強いからじゃないかと思います
特に40cmくらいの小さいマゴチが釣れると、かなりの確率で周囲に同サイズがいます
60cmを超えるようになると、そこまで同サイズが沢山いる感じではなく、もう1匹出るか出ないか、くらいになります
昔よく言ってたのが「マゴチはつがい(カップル)でいるから1匹釣れたらもう1匹釣れる」って逸話
これはマゴチが小さい群れで移動してるから、そういう釣れ方が多いって事だと思います
ちなみに60cmを超えるマゴチは全てがメスです( *´艸`)

マゴチは性転換する?しない?

マゴチは性転換する
ひと昔前はそれが定説でした
ある大きさまではオスで、大きくなるとメスに性転換する
性転換する魚で有名なのは
- キュウセン
- コブダイ
- ハタ系
こいつらは「メス」から「オス」に性転換する雌性先熟っちゅうやつ
- マゴチ
- クロダイ(チヌ)
こいつらは「オス」から「メス」にかわる雄性先熟っちゅうやつ
性転換する魚はもっといる
サクラダイ(雌性先熟)とかクマノミ(雄性先熟)とか、有名どころではこういう魚
っちゅかね、性転換する魚は何百種類といるらしく、卵産んでオスに戻るとか、やりたい放題の魚も
性転換に壁があるのは人間くらいなもんです( ー`дー´)キリッ
最近の定説ではマゴチは性転換しないって言われてます
なもんで、この記事も書き直しました(/ω\)イヤン
40cmより小さいマゴチやヒラメは全部オス

マゴチもヒラメも性転換しない
でも、50cmを超えるサイズは全てがメスだと言われてます
私も何百匹というヒラメとマゴチを捌いてきましたが、メス率オス率で言うと
- ヒラメ=2匹オスっぽいのを捌いた
- マゴチ=全てメス
マゴチは昔から50cm超えないとキープしなかったんで、50cm以上のマゴチはメス説はよく分かります
ヒラメに関しては50cmサイズのヒラメ、なんと昨シーズン2匹オスっぽいのに当たったんです
どちらも50cmちょっとのサイズでしたが、卵を持ってないヒラメ
白子があった訳でもないんですけど、白子っぽい小さい白い部分は確認できました
それまではヒラメも全てメスしか釣ってない
キープサイズと言われる40cm以上のヒラメ、マゴチは圧倒的にメスが多いって事は捌いた事のある方は分かってると思います
オスはそもそもが大きく成長しない
マゴチがつがいでいる、って言う説なら、でかいマゴチの近くで釣れるのは小さいサイズ?
特別そういうのは無かったですね
恐らく、産卵にならないとメスの近くにオスは近づかないでしょう
30~40cmのマゴチがすごく釣れる時があるんですが、恐らくそれは「オスの群れ」
ヒラメも20~30cmのソゲクラスが5~6枚連発する時もありますが、それも多分「オスの群れ」
大きなヒラメは夜に動くってのもあるようですが、大きなメスが捕食活動するのが夜間って事も言えるんじゃないでしょうか
その話からすると、私の感じてる日が昇ったら大きなヒラメがあまり釣れないってのは当てはまると思います

マゴチとヒラメはレンジによる釣り分けはできる

ヒラメとマゴチ
釣り分けできる
この話をすごく良く聞くと思います
聞きますかね?
聞くっていう人は、そのワードでよく調べてるって事です
気にしてるんですね(´ー`*)ウンウン
ヒラメとマゴチの釣り分けは、正直言うと
できる場所とできない場所がある
釣り分けに関しては、絶対数が多い場所じゃないと検証できないんですよね
マゴチもヒラメもたくさん生息してる地域でなら検証できると思います

場所によってはこういうヒラメもマゴチも多数共存しているサーフもあるかもしれません
それが分かれば釣り分け検証は可能でしょう
こちらの遠浅サーフでは釣り分けは無理です
というか、ほとんどの遠浅サーフでは無理ではないでしょうか?
圧倒的に個体数が少ないし、ヒラメもマゴチも一緒くたに居るような状況は考えられません

ヒラメは広範囲で釣れる事が多く、マゴチは一匹釣れたらその周辺でも釣れる場合が多い
ヒラメはある程度の群れでは移動しているけど、個体ごとにはバラバラしてる感じ
マゴチは小団体で移動している感じです
マゴチって最盛期になると複数匹バタバタ釣れる経験をした女子大生サーフアングラーも多いと思います
ヒラメもそういう釣れ方をする時もありますが、マゴチに比べると圧倒的に少ないと思います
水深がないってのも要因ですね
水深1mまでなら、マゴチもヒラメも同じようなレンジで釣れますし、はっきりとした釣り分けはできないです
ただし、釣れる確率や比率を変える事はできます
レンジによる釣り分けは「ある程度」できます
- ヒラメ=底を切る(50cm以上)
- マゴチ=底をズル引き
この違いを出すと同じ場所でもヒラメとマゴチのヒット率の違いは出ます
出るには出るけど、ある程度水深が要ります
水深がないとマゴチも海面近くまでルアーを追います
水深がしっかりあるサーフだと、このレンジの違いでマゴチとヒラメの釣り分けはある程度できます
こっちのサーフでも流れの中で、上からレンジを刻んでいくと、上層から中層ではヒラメの確率が圧倒的に上がり、最終的に底を小突くように通すとマゴチが釣れる
レンジや釣り方である程度はマゴチとヒラメの釣り分けは可能と言えます
これも食性の違いがはっきり出る部分だと思います
ヒラメは明らかに目線より上、ルアーを魚と認識して食ってくる感じです
マゴチは底のベイトも良く食べます
底ズル引きに反応が良いのもそうですし、マゴチの方がフォールへの反応がいいです
フォールの効果もマゴチは高いので、マゴチが多いなって感じた時は、フォールを意識したルアーのアクションをするとかなり反応が違います
ヒラメとマゴチの釣り分けと言える事はレンジの違いかな?
ただ
底ズル引きでマゴチがよく釣れる=マゴチとヒラメの釣り分け
とは思いません
その釣り方でその場所でマゴチが数匹連発したとしたら、それは釣り分けをしたんではなく「マゴチの生息域」だと考えた方が良いと思います
「同じ場所でマゴチを4~5匹底層ズル引きで釣ったあとに、レンジを1mまで上げてヒラメを数枚連発」
この完全な釣り分けをきちんとできてる人はそうそういないでしょう
私がへそ曲がりなのかもしれませんが、レンジによる釣り分けも、突き詰めていくと「生息域での釣り分け」になっていくんじゃないかと思ってます
- 生息域
- 時期
ルアーのアクションやレンジによる釣り分けと言いたくなるのも分かりますが、結局はこの2つの要素がヒラメとマゴチの釣り分けに関わってると思います
ただし、良いポイントにはヒラメもマゴチも入ってると考えるのがセオリーで、レンジの違いを出す事でそのポイントで釣り切るという事が出来ると思います
時合いではない時に、上層・中層でヒラメ、底層でマゴチが同じポイントで出せたら釣り分けした事になる
でもね、意外とレンジをちゃんと刻めてない人が多いんですよ
底から30cm切ったレンジ、と思ってるだけでサーフ専用ルアーに代表されるメタルジグやシンペンは意外と底から離れないレンジを通ってます
底の地形も起伏があったりしてヒットしたゾーンは意外と浅くてレンジが深く入ってるとかもよくあります
はっきりとしたレンジ分けが出来るルアーを使う事で、レンジでのヒット率の違いは分かるとは思います
すごく嫌な言い方をすれば
最初に底層のレンジをねちねち狙う
マゴチが釣れたら、そのまま底を中心に周囲を探ってマゴチを複数匹釣る
「この通り、この釣り方をすればマゴチだけ狙って釣れます」
その後に底から30cm~50cmくらい切り離したレンジにルアーを通す
ヒラメを1匹釣り「この通り、ヒラメとマゴチは釣り分けできます」
とやればいいんです
疑問に思うヒラメとマゴチの違い

ヒラメとマゴチの違いってのは色んなサイトで調べることができます
マゴチは海面まで追わない?
そんな事はないです
ヒラメの方が捕食範囲が広い?
そんな事はないです
経験値が少ないと調べた結果論ばかりになって、結局そういうサイト同士が疑問符のつく解説を繰り広げてます
たくさん釣れば釣るほど、マゴチだからヒラメだからという違いではなく、状況での違いの方に気付くはずです
ヒラメだけ釣りたいならレンジを底から50cm以上離して通してみてください
釣れば釣るほど、びっくりするくらいマゴチも釣れます( *´艸`)
マゴチだけ釣りたいなら底層ズル引きだけでやってみてください
釣れば釣るほど、びっくりするくらいヒラメも釣れます( *´艸`)
場所や状況での変わる事の方が多いんですよね
「ルアーやレンジ、カラーは関係なくヒラメもマゴチも釣れる」
これを言ってはいけない立場の人もいますから、結局は信じるか信じないかの世界になると思います(´ー`*)ウンウン
ヒラメとマゴチの違いでした

ヒラメとマゴチの違い
生態とか性癖とかまで突っ込んだら、大きな違いは出てきますけど、あくまでもショアから、遠浅サーフから釣る場合の違いはちょっとだけの違い
釣り分けでいうと、レンジでの釣れる確率の違いは出ます
出るんですけど、しっかりレンジ分けできるアングラーがどれだけいるかな?
マゴチが多く生息する場所だと、マゴチのヒット率が高まるのは当たり前じゃないかな?
釣り分けは難しいところがあります
それでも違いが分かるのと分からないのでは、釣果に多少は差が出るとは思ってますけど
遠浅サーフという限られた場所で考えると、大きな差はないけど、所詮全く別の種類の魚なので、生態や捕食なんかの違いが出てる
そんな感じな感じです
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
