
ショアジギングとは、メタルジグで青物を釣る釣り方で一番有名です。近くの堤防や漁港で気軽に釣る事が出来る上に、何と青物と言われる高級魚などありとあらゆる魚が狙えるのがショアジギングの面白さです。
ルアーフィッシングをやるならぜひチャレンジして欲しい釣りがショアジギングです。
ここでは初心者向けにショアジギングのロッドやリール、ライン、メタルジグなどを紹介します。簡単な釣り方やテクニックも書いていくので、2ページに渡っての記事ですが、ぜひ最後までご覧ください
ショアジギングとはどんな釣り?

ショアジギングとは、堤防や漁港からメタルジグを使う釣りを指します。船から真下へメタルジグを落としてシャクリあげる釣りをジギングと言いますが、それを陸地から行っているのがショアジギングになります。
船と違って下へ落とす釣りではなく、沖へ投げて狙うのが大きな違いです。タックルもシーバスロッドやエギングロッドでも釣れるのがショアジギングです
ショアジギングは細分化する考えが一般的
ショアジギングには、大まかに3つのジャンル分けがあります。
これはタックルによっての違いであり、正直メーカーや言う人によって大きく違っているのも分かりにくいです
- 小さくて軽いメタルジグで釣る スーパーライトショアジギング
- 20~30gのメタルジグで釣る ライトショアジギング
- 40g以上のメタルジグで釣る ショアジギング
正直、この分け方も人にもよるんですよね。私の場合はこういう分け方をしますが、更に細かくウルトラライトショアジギングやマイクロジギングなど細分化している人もいます。
ここでは上の3つのうち、一番下の40g以上のメタルジグで釣るショアジギングを主に解説します。
ショアジギングで釣れる堤防や漁港

ショアジギングは、漁港や堤防で釣る事ができます。
堤防から続いている地磯などもフィールドに入ると思いますが、正直そこまで行くのと近くの堤防で釣るのはあまり変わらないです。
人が多すぎて堤防に入れない時はねらいかもしれませんが、あくまでの堤防や漁港でのショアジギングの解説をしていきます。地磯は初心者にはちょっとハードルが高いと思います。
潮通しのいい外向きの堤防がいいとされますが、意外とどんな堤防や漁港でも青物が釣れます。
特に、水深のある堤防では大型の青物が狙える場所も多いため、タックルにはちょっと気を使う場合が多いです。あなたの行きたい堤防や漁港がどういう場所かは先にリサーチしておくといいと思います
堤防・漁港のショアジギングで釣れるシーズン、季節、時間帯

堤防や漁港でのショアジギングは周年狙う事が出来ます。1年中狙えるのもショアジギングの良さです。
私のメインターゲットはネイリ(カンパチ)になるので、初夏から晩秋が最も釣れます。大きな青物を狙う場合は、カンパチは秋から初冬、ブリは晩秋から冬になり、春から夏で小魚を食べて大きくなった魚が秋から冬に狙えるという形ですね。
カツオ系の青物は夏場が中心になり、カマスやアジの中小型青物は周年狙えます。
狙う魚によりますが、堤防や漁港では一年中何かが釣れるのもショアジギングの楽しさですね。
魚が釣れる時間帯は、他の魚と共通で、やっぱり朝マズメ、夕マズメがよく釣れます。
特に朝マズメはベイト(小魚)も近くに寄ってきていて、それを狙った青物も連発して釣れることもよくあります。日中もベイトが居れば青物は回遊してくるため、一日中狙う事ができます。
堤防・漁港のショアジギングで釣れる魚

堤防や漁港のショアジギングで釣れる魚は、私の釣って来た魚で言えばざっとこれくらいです
- ネイリ(カンパチ)
- ハマチ
- サゴシ(サワラ)
- カツオ(ソウダガツオ、スマなど)
- カマス
- ロウニンアジ
- アジ
- ガシラ(カサゴ)
- オオモンハタ
- アオハタ
- ヤミハタ
- マダイ
- シロギス
などなど・・・正直キリがないです。それくらい堤防や漁港からのショアジギングで釣れる魚は豊富です。そして、この魚全てがとても美味しい魚です。個人的にはシロギスのライトショアジギを確立させてみたいですね。
堤防・漁港のショアジギングで使うおすすめロッド

堤防・漁港のショアジギングで使うロッドは、もし手持ちのロッドがあればそれで始めるのも良いと思います。その時は、ロッドの錘負荷によって使うメタルジグの重さを調整しましょう。
- アジングロッド・トラウトロッド メタルジグの重さ1g~10g
- エギングロッド メタルジグの重さ8g~15g
- シーバスロッド メタルジグの重さ 15g~28g
もちろん、ロッドのパワーによっては細かく違ってきますが、大まかな目安にしてもらえればと思います。40g以上のメタルジグを使って本格的に釣るには以下のようなショアジギングロッドでもライトなものがおすすめです。
本格的にショアジギングができるおすすめショアジギングロッド
ひとまず、手持ちのタックルでどんなもんかやってみるのもいいですが、ここでは以下のような本格的なタックルでショアジギングをする事に重点を置きます。
40~60gのメタルジグが扱える上に軽量で初心者にも使いやすい本格的なショアジギング用ロッドです。


堤防・漁港のショアジギングで使うおすすめのリール

堤防・漁港のショアジギングで使うリールは、これも手持ちで始めてもいいと思います。
先ほどのロッドの話で選んだロッドとリールで始めてもぜんぜんOKですよ。
ホントに大きな青物が掛かったらそれはそれは苦労しますが、それを味わったら恐らく本格的なタックルを買い揃えるハズです(笑)
本気でやるなら大型リール・おすすめショアジギング用リール
先ほどの本格的なショアジギングロッドにあうリールは5000番クラスの大型リールです。リールになるとシマノかダイワか分かれるところですが、コスパも性能も良いと評判の良いのはストラディックSWです。

堤防・漁港のショアジギングで使うおすすめのライン・リーダー

堤防・漁港のショアジギングで使うラインやリーダー。まずはPEラインですが、手持ちのリールを使う場合はそれを使うようになりますが、アジングやトラウトタックルだと、かなりPEラインも細いと思います。
0.4号前後でもライトショアジギングとして使う事は可能ですが、メタルジグもその分軽くしましょう。
基本的にはPEライン1号~1.5号を150~200m巻いていれば使えると思います。私の場合は、水深が30m近くある堤防で60cm超えるネイリも釣れるポイントを狙うのでPE2号200mというのを基本にしています。
普通に40cmクラスの青物狙いであれば1号~1.5号で十分です。
リーダーは5号~6号が安心です。大物があまり来ない場合は3~4号でも大丈夫ですが、根ズレなどを考えると5号~6号が良いと思います。


ショアジギングでメタルジグとリーダーを繋ぐスナップなど
ショアジギングで使うメタルジグが30gまでならスナップでメタルジグを装着してOKですが、ショアジギングではかなり大きくメタルジグを動かす事が多いため、まれにスナップが開いてしまいます。
「ソリッドリング」+「スプリットリング」が最も丈夫でトラブルがないですね。
初心者の方はソリッドリングとスプリットリングがセットになったものがありますのでおすすめです。

堤防・漁港のショアジギングで使うおすすめのメタルジグ

堤防・漁港のショアジギングで使うメタルジグは30g~60gが多いと思います。使うタックルによってはもっと軽いタイプになるとは思いますが、初心者の方はフックが最初からセットされてるメタルジグがおすすめです。
ジャッカルのビッグバッカージグはコスパも良くフックも搭載されてるので買ってすぐに使えます。釣果も抜群で初心者にも強くおすすめできるメタルジグです。上の画像の65cmのハマチもこのジグで釣れました。私も愛用しています。


堤防・漁港のショアジギングでの釣り方、メタルジグの動かし方(アクション)

堤防・漁港のショアジギングでの基本の釣り方、メタルジグの動かし方(アクション)は
- メタルジグを沖へフルキャスト
- メタルジグを着底させる
- ワンピッチジャークでメタルジグを動かす
- 海面まで繰り返したら、また底までメタルジグを落とす
これが基本となります。そして、メタルジグが近くに来るまで3と4を繰り返して、表層から底までの全ての層を探ります。私の良く30mもの水深がある場所だと、毎回海面までワンピッチジャークをしてると体力が持ちません(笑)。水深がある場所では、30回~40回ワンピッチジャークをしたら海底へ落とす、の繰り返しでOKです。
青物は基本的にはかなり底近くを泳いで小魚(ベイト)を下から襲い掛かります。メタルジグを動かしている途中でガツンという衝撃が走ったら魚がアタックしていますので、そのまま海面までシャクリ上げましょう。
メタルジグは止めてしまうと青物も見切る場合が多く、常に動かして釣る事になります。
最初はすごく疲れると思いますが、慣れれば2時間でも3時間でもジャークし続けられるようになります(笑)
メタルジグの動かした方はハヤブサの動画は凄く分かりやすいので思い切り参考にしましょう
ワンピッチジャークの仕方→3分で学ぶショアジギング ワンピッチジャーク編
堤防・漁港のショアジギングで魚が掛かってからランディングまで
ショアジギングで魚が掛かると、かなり強い衝撃が伝わってきます。
ガツンと引き込まれたり、青物なら一気に走っていきます。
初めてだと、恐らくアワセるヒマがないくらいです。アワセは入れなくても青物が走れば走るほどフックは深く刺さるので慣れないうちはそれでOKです。
基本的にはロッドを上げて、ロッドを下げながらリールを巻くポンピングで魚を寄せるのがいいとは思いますが、初めて青物掛けた時は、あまりの強さにびっくりして慌ててると思います。
気を付けるのはロッドを立て過ぎて折れないようにすることと、リールのドラグは締め気味にして強く強く巻くことです。
一番怖いのは、堤防の際を走られてPEラインが擦れる事ですね。あちこちに走り出したら自分もあちこちに場所移動してうまくかわすしかありません。人の多い堤防だとこの時に他の人の仕掛けとお祭りしちゃうんですよね。
仕方ないですけど、ショアジギロッドを使わずにやってしまうと不意の大物が掛かった時にこうなっちゃいます(^^;
強烈な引きに耐えて少しづつ浮かして行くと徐々に青物も疲れてくるので、そうなったらぐりぐり力いっぱい巻いて寄せましょう。
ランディングはネットを使うのが安全ですね。
一人でランディングする際は、海面に魚を浮かせてロッドで魚を浮かせたまた、片手でネットを海面まで落とします。
振り出しなので勝手に海面まで降ろせるはずですので、ネットを魚の頭に構えて上手に頭からネットに入れましょう。初めてだと焦ってるかもしれませんので、思い切り尻尾からでもOKです(笑)
無事、青物がネットに入ったら、ロッドを太ももで挟んでネットを縮ませて回収です。
ロッドを地べたへ下ろす人もいますけど、リールやロッド、ラインなんかも傷は入りやすいので、私は太ももで挟む派です。

不意に大物が掛かった時のコツ
本当に大物が掛かる可能性があるのがショアジギングです。私の行く場所では70cmオーバーのネイリも釣れる時があります。そんな大物が掛かったら、体重の軽い人はほんとにロッドが引き込まれて落ちそうになります。
そういう大物が掛かったら、ロッドを何とか動かして、ロッドの竿尻をリールが左巻きなら右足の付け根で固定して、ロッドを持つ手をなるべくロッドのバッド部分を持つようにしてください。
普段は左図のように竿尻は脇で挟んでロッドはリールの付け根で持っていると思いますが、これを右の図のようにするとかなりパワーが掛けやすくなります。
大物が掛かって慌てる部分ですので、慌てながらこの右の図の形に持って行きましょう。
ちなみに、足の付け根じゃなくても下腹でもいいんですが、ちょっと痛いです(笑)

青物が釣れた時の締め方と持ち帰り方法

どんとネイリやブリ、ハマチを釣り上げたらうれしさがこみあげてくると思います。しばらく眺めても良いですが、青物はすごく弱りやすい魚なので、リリースするなら素早く、持ち帰って食べるなら早く締めてしまいましょう。
締め方はエラの膜を切って、バケツに頭を突っ込んで置けばある程度血は抜けます。こだわっている人はこだわっている部分ですが、私はそれで終わりです。目の上あたりの急所をプライヤーでトドメを刺して締め終了、という感じですね。
頭が固い時はエラを開いて底から目の上の方めがけて思い切りプライヤーを突き刺します。これをナイフでやると手が滑って大怪我するかもしれないので、丈夫なロングプライヤーでやるのをおすすめします。


青物などを持って帰るのにおすすめのクーラー

このソフトクーラーはおすすめです。ソフトクーラーなので軽いですが、保冷力はハードクーラー並みです。60cmまでの青物は余裕で入ります。氷点下パックなどで保冷すれば完璧です。

堤防・漁港のショアジギングで釣れる魚は美味しい!!

せっかく釣れた魚は美味しく頂きましょう。大型の青物になると食べたい放題です(笑)
お寿司を握ってもいいし、お店ではめったに出ない唐揚げやフライなども美味しいですよ。
近くにある堤防や漁港で気軽にできるショアジギングです。もし大物が釣れるような情報があれば、ぜひ本格的なショアジギングタックルで挑んでみてください。
このブログには他にもショアジギングに関する事が面白く楽しく紹介しているつもりです(笑)。
もしよかったら他のページをご覧いただき、少しでも力に慣れたらと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m