10年以上ぶり、磯ヒラやってた頃からなんで15年以上ぶりのダイワロッド
2022年に新発売されたオーバーゼアグランデです
実際に使ってみた感想・インプレなんかを書いてみたいと思います
ダイワのサーフ専用ロッド・オーバーゼアグランデ109ML/Mの使用感
ダイワのサーフ専用ロッドのオーバーゼアシリーズ
中堅機種にあたるオーバーゼアグランデの109ML/Mを使用してみました
- めちゃくちゃ軽くて軽快にロッドを振れる
- 完全にミノープラグ専用のフィネス設定
- 12~14cmで重すぎないミノープラグはめちゃくちゃ飛ぶ
- 30gを超えるルアーは柔らかすぎて飛ばない(反発力が無い)
- サーフ専用ミノーの14cmクラスになると重くて飛ばなくなる
ハッキリ言えば、サーフ専用ルアーが全部使えるロッドではなく、フィネス専用です
メーカーの言ってる通りの感じです
軽いミノープラグを軽快にキャストしながらランガンしたい人にぴったり
それ以外の人にはパワーが無くて物足りないでしょう(´ー`*)ウンウン
買った機種はオーバーゼア グランデ(サーフモデル)は109ML/M
俺が勝手に思ってるだけですけど、ダイワのライバルはシマノ
シマノはネッサXRがオーバーゼアグランデのライバル機種かな~
15年以上両社のサーフロッドを見てきたわけですが・・・見ただけねw
- ダイワは柔らかいロッド(でも軽い)
- シマノは硬いロッド(ちょい重い)
10年以上前はこの図式だったんですよ
ここ数年のうち、特に10年くらいでどんどん両社が変わってきました
サーフロッドとしてはシマノのネッサシリーズがかなり早くから開発されてて、ダイワはかなり遅れてラテオFJだったかな?やっとサーフ用を発売
ネッサシリーズは軽くなり、どんどんマイルドな曲がりが出るロッドに
ダイワはシーバスロッド派生路線から一気にショアジギング派生ロッドへ
両社がちょうど寄せて来て真ん中になってるのがダイワとシマノのサーフ専用ロッドです( *´艸`)
今回はダイワのサーフ専用ロッド、オーバーせアグランデ(サーフモデル)を手に入れました
10.9フィートで162gという強烈な軽さ
サーフフィネスモデル
ダイワ公式サイトより引用
マイルドなMLパワーのティップとMパワーの強いバットを持ち合わせたフィネスロッド。ジグヘッドリグをはじめ、12cm前後のミノーやシンキングペンシルに対応。ただ巻きやリフト&フォールといったアクションを得意とする。
109ML/Mのモデルはこういう詳細になってます
印象的には「柔らかい」「ミノー専用」そんな感じですね
軽いルアー、特にミノーイングでヒラメを狙う人にぴったりかな~という印象
さてさて、実際に使ってみた印象はどんな感じだったんでしょう(´ー`*)ウンウン
オーバーゼアグランデ109ML/Mのインプレ・リールをセットしてみると・・・
最初にロッドだけ持ってみた感想は、30gくらい重たいヤマガブランクスのアーリー・フォーサーフ109MMHとあんまり変わんなかったんですよ
そんなに軽さを感じなかった
でも、実際にリールをセットしてサーフに立つと、まぁ軽い事軽い事
162gという軽さは最近のサーフロッドばかり触ってる人だとかなり驚異的です
ダイワの解説にある「リフト&フォール」のアクションを得意とする、というのは納得ですね
ロッドを持ち上げても楽ですし、ロッドを立てたままルアーをコントロールするのはすごく楽
数時間キャストしててもあまり疲れも出ないですね
ネッサBBやアーリー・フォーサーフ109MMHだと2時間くらいキャストしてると肩が外れて飛んで行ったりしますけど、オーバーゼアグランデ109ML/Mはその心配は無さそうです( *´艸`)
基本的にはロッドというものは、軽い=曲がる、というのがありますが、このロッドもその通りですね
軽さを求めるとブランクスが薄くなるんで曲がりやすくなる、というのがある程度スペックから分かる事です
オーバーゼアグランデ109ML/Mのインプレ・キャスト~ルアー操作~・・・
オーバーゼアグランデ109ML/Mの軽さ=柔らかいというのはそのまんまでした
ここ最近、各メーカーから発売されてるサーフ専用ロッドはショアジギングロッド派生が結構多くなってるんですけど、オーバーゼアグランデ109ML/Mはシーバスロッドにかなり寄ったサーフ専用ロッドですね
メーカーの解説にあるように「12cm前後のミノー」がすごく良く飛びます
ロッドが軽い分、振り抜きがすごく快適で、しかも20g前後のルアーでもよく曲がる
- sasuke 120 裂波
- sasuke 140 裂波
- タイドミノースリム140フライヤー
この20g前後の12~14cmのミノーがすっごく気持ちよく飛ばせます
しかもキャストも軽くでもよく曲がるので、長時間でも疲れが出にくい
正にミノー専用
そんな感じのロッドですね
オーバーゼアグランデ109ML/Mと同時に新発売されたフラットジャンキーFJバーティス
これがぴったりんこです
普段のサーフロッドのようにしっかり振る感覚よりもかなり軽い感覚で振り抜けるので、重量系ルアーの半分くらいの力でぶっ飛んで行きます
逆に飛ばないルアーも・・・
同じダイワから出てる14cmミノーの超ロングキャストモデルのショアラインシャイナーZバーティスSD
ダイワのサイトには約80mの飛距離がアベレージであるというこのルアー
29gというかなり重たい部類のミノーになります
これ、ぜーんぜん飛ばない( *´艸`)
キャストしてて分かるんですよ
完全にロッドの腰がこのルアーの重量に負けてる
このルアーをアーリー・フォーサーフ、サンドウォーカーでキャストするとすっごく飛びますが、オーバーゼアグランデ109ML/Mでは全然飛ばない
同じ14cmサイズのルアーだと、sasuke140裂波の方がはるかに飛ばせます
あまり重たいルアーは得意ではないのがオーバーゼアグランデ109ML/M
メタルジグも30gまでがしっかり振り抜けます
40gになるとロッドは完全に負けてるし、サーフ用ルアーで最も飛びまくる飛びキング105HSは重量で飛んでるだけでロッドの曲がりからの反動で飛ばせてる感はナッシング
シンキングペンシルもフリッド90Sやぶっ飛び君95Sの28g前後が快適にキャストできます
オーバーゼアグランデ109ML/Mのロッドウェイトは
- ルアー 7~45g
- ジグ 7~50g
これはロッドが背負える限界の重量で、この重量のルアーをぼんぼん飛ばせるわけではないですね
軽快にキャストして操作できるのは30gまで、特に大きくて重たいミノーはぜんぜん飛びません
ジグやシンキングペンシルはそのルアー自体の重量で飛ぶんで、このロッドで扱えない事はないんですが、ロッド重量162gという軽量からの軽快さは消えてしまいますね
ミノーなら20g前後、ジグは30gまでが軽快にキャストできるルアー重量でしょう
ほぼほぼシーバスロッドです
オーバーゼアグランデ109ML/Mのインプレ・魚のアタリ~ランディング
実際に魚を掛けてみたインプレです
オーバーゼアグランデ109ML/Mはサーフロッドとしてはマイルドチックな柔らかいロッドです
※一応言っときますけど、普通のシーバスロッドとしては硬いですよ
柔らかいロッドはアタリがちょっとだけマイルドな感触になるときがあります
重たいけど硬いアーリー・フォーサーフ109MMHなんかはカツンと手元まで伝わる感じが多いんですが、オーバーゼアグランデ109ML/Mはむにょーん感がよく出ます
まぁ、シーバスロッドでやってると普通なんですけど、最近のサーフ専用ロッドばかり使ってると、このアタリの出方がちょっとはっきりしない感もあります
もちろん、アタリが分からないとかそういうレベルではなく、アタリは分かるけど「カツン」とか「コツン」出るような場合でも「むにょ」なんです( *´艸`)
ヒットしてからはしっかり曲がるんですけど、40cmクラスのヒラメだとぜーんぜん
なんだかんだ言っても柔らかめのサーフロッドです
ぐいぐい引き寄せてくれますが、結構手元まで曲がったまま寄せる感じですね
ここも他メーカーに出てる頑丈なサーフ専用ロッドとはちょっと違うかもしれません
でも、強いロッドではあるので、40cmクラスではある意味面白くはない
両方とも30cmは超えてるエバ(メッキ)ですけど、これもぐいぐい寄せられますね
モンスタージェッティーリミテッドだともうちょっと楽しめるサイズです(/ω\)イヤン
モンスタージェッティーリミテッドはシーバスロッドなんで当たり前かw
オーバーゼアグランデ109ML/Mは柔らかい部類で軽いロッドなので、ちょっとアタリのダイレクト感が鈍ってはいますが、普通にアタリは取れるので問題はないです
ちょっとだけ硬いロッドに慣れてる人からするとアタリの出方がちょいと独特かもしれません
オーバーゼアグランデ109ML/Mのインプレ・こういうロッドが欲しい人にはうってつけ!
オーバーゼアグランデ109ML/Mですが、こういう感じの釣りを展開する人にはうってつけです
- 12~14cm(20g前後)のミノーを中心のミノーイング派のアングラー
- シンキングペンシルも28g前後
- シーバスからサーフへ転向を目論んでるアングラー
あくまでも俺の感覚ですが、オーバーゼアグランデ109ML/Mはこういうロッド
sasuke140裂波が世界一飛ばせるロッド
え?こんなに軽く振ってあそこまで飛ぶの?
ってくらいsasuke140裂波がぶっ飛んで行きますwww
逆に言うと、サーフ専用ルアーとして出てる重量系ルアーを多く持ってる人にとっては、使うルアーがすごく減ってしまうタイプのロッドですね
もちろん、使えなくはないですけど、重たいルアーで必要以上にロッドが曲がってキャスト疲れが出てしまいます
162gという超軽量な快適さが売りのオーバーゼアグランデ109ML/Mを生かしきれない
ミノーイングや20gまでのジグヘッドでちょこちょこ動かしたい人なんかにはうってつけのロッドと言えますね
シーバス中心だったけど、ちょっとサーフもやってみようか・・・みたいな人や、ブラックバスなんかの淡水魚からサーフデビュー、みたいなアングラーにはぴったりしっくりくるロッドだと思います
軽いルアーに慣れた人だと、いきなりアーリー・フォーサーフとか触ると「ん?ショアジギロッド??」って感じるくらい硬いと思います( *´艸`)
オーバーゼアグランデ109ML/Mは軽くて軽快にサーフ攻略できるロッドでした
そーんな感じのロッドインプレでしたm(__)m
そもそも、40gとかの重たいルアーってサーフでは必要ないんですよね
でも、現実的に関東のサーフなんか人が凄いですよね
手前なんか朝から何人も入ってて、やっと空いたのでそこに入る、みたいな事も多いようです
そうなると、重たいルアーで竿抜けを狙うのも大事な要素になります
逆に言うと、重たいルアーの利点てそれくらいです
そこまでルアー人口も多くないよって場所で、重たくても30gくらいのシンペンやメタルジグ、12~14cmの20g前後のよく飛ぶミノー、そういうのを使って快適な釣りを展開するならオーバーゼアグランデ109ML/Mは買いだと思います
もともとシーバスロッドでサーフでやってた俺にとっては、ものすごくしっくりくるサーフ用ロッドでしたm(__)m
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m