
サーフからヒラメやマゴチを狙う時の基本的なルアーの動かし方には2つあります
ストップ&ゴー
リフト&フォール
この2つがあればほとんどのサーフで通用します
逆に言えば、普通にただただ巻くタダ巻きはあまり使わないんですよ
ルアーがブリブリ動くような動かし方よりも実はゆっくりとした動きと止まるという動作を入れた動きの方がヒラメやマゴチは釣れます
このストップ&ゴーとリフト&フォールの使い分けと大まかな違いなんかを解説します
この2つはサーフの釣りでは重要項目です
できるとできないでは釣果に雲泥の差が出るという訳ではありません( *´艸`)
まぁ、釣れる人の釣りを見て見なはれ
みーんなストップ&ゴーとリフト&フォールで釣ってますから
基本中の基本なので覚えましょうm(__)m
ちなみに&=アンドって読みますからね( ー`дー´)キリッ
&を絶対にアンドって読めとは言いませんよ
好きに読んだらいいし、ヒロミでもいいです
ストップヒロミゴー
リフトヒロミフォール
いいんじゃないっすかそれで
さらに言うと、アンドっていちいち言わないかな?
ゴーって当たり前ですからね、巻くんで
ストップさせて食ってきた、とか、そういう言い方してますね
ゴーして食ってきた、とは言わんもんなw
リフトフォールで通じるし、ま、読み方は好きにしたらいい
でも、相手に理解不能な読み方はしないようにしましょう
みんなが見てる中で座布団ヒラメを仕留めて
「そのルアーをどうやって動かしてたんですか?」って聞かれた時
「わかばアンドあみみです。あみみの途中でヒットしました」
なんて言っても通じませんからね(´ー`*)ウンウン
【ストップ&ゴー】と【リフト&フォール】では水中のルアーの動きが全く違う
- ストップ&ゴー
- リフト&フォール
この2つはルアーアクションとしては全く別と考えます
似たようなもんだと思ったら両方しないでしょ?
全然違う動きをすると思った方が、同じルアーでも数多くキャストする事に繋がります
ルアーの動きは動画の通りです
大きな違いはルアーの移動距離
短い距離で多くアクション出来るのがリフト&フォール
リトリーブ中心で時々フォールアクションが入るのがストップ&ゴー
この違いをはっきり出した方がいいでしょう
ルアーを動かす、アクションさせる時によく言うのがロッドワーク
ロッドを動かしてルアーにアクションを付ける事をロッドワークと言います
リフト&フォールはロッドを上げ下げするロッドワークでのアクション
一方、ストップ&ゴーはリールを巻いて止めるという、言わば「リールワーク」ですね
- リフト&フォール=ロッドでのアクション
- ストップ&ゴー=リールでのアクション
初心者の方はこういう形で覚えると良いと思います(´ー`*)ウンウン
ストップ&ゴーの基本的な動かし方

ルアーの動かし方・リトリーブの仕方としてよく聞くのがストップ&ゴー
基本的には少しロッドを立て気味、といっても45度くらいまでです
あまり立てるとね、疲れるんです( *´艸`)
疲れないで長時間できるのが水平より少し立てた角度で、これは波の高さによって変わります
ロッドを水平に寝かせた状態でやってると、だんだんと波がPEラインを巻き込んで釣りづらい
波が入ればロッドを垂直に立てたりしますし、ロッドの角度は波によって変わります
そのロッドの角度は色々ですが、まだストップ&ゴーの動かし方は出て来てません( *´艸`)
ここからストップ&ゴーの基本的な動かし方です
これはすごく簡単です
- リールを巻く・止める
これを繰り返すだけです
ハンドルは大体4~5回ほど巻いて止める
止める時に最初のうちは着底するまで止めた方がいいです
慣れてくると着底寸前で巻き始めるのが効率がいいです
釣れる釣れないではなく、さっさとできるという効率優先( *´艸`)
俺の性格です(/ω\)イヤン
基本的には5回巻いて止める(着底)、そしてまた5回巻いて・・・と繰り返せばOKです
ストップ&ゴーでリールを巻くスピードとは?
ストップ&ゴーでのリールの巻くスピードは色々ですが、早く巻き過ぎない事が大事ですね
1秒1回転も少し早いくらいですので、かなりゆっくり巻いてOKです
7~8秒で5回転が終わるくらいですが、それよりもゆっくり巻く時もあります
逆に早く巻いて止める、というストップ&ゴーのやり方もありますけど、多分すぐに飽きると思います( *´艸`)
そもそも、そういう動きを出したくなる時って飽きてる時なんですw
基本ゆっくりと巻いて、早く巻きたくなったらリフト&フォールにした方がいいです
ストップの時間は着底まで待てばOKなので、水深によっては変わります
逆に底に着くか着かないかで巻き始める事が多いです
私の性格がそうさせるんですけど、いちいち底まで待つのが嫌なんですよ(*ノωノ)
何十回も通ってたらその場所のクセが分かると思うので、この場所でこのルアーならこれくらいで底に着く、それくらいは分かります
底に完全についたルアーにもアタックする事も結構あるヒラメやマゴチですが、真上から噛みつくような形になるのであまりフッキングもよろしくないですね
たまにルアーがお腹に掛かってる時がありますが、多分そういう時はルアーを上からルアーのヘッド付近にアタックしたのかな~って想像してます
マゴチに結構多いんですよね
ヒラメの方がお上品にルアーにアタックしてるようです( *´艸`)
サーフでヒラメやマゴチを狙うストップ&ゴー(メタルジグ・シンペン・ジグヘッド編)

サーフからヒラメやマゴチを狙う場合のリトリーブの基本はストップ&ゴーです
90%以上、ストップ&ゴーです
どのルアーでもストップ&ゴーが基本として覚えておけばOK
これにリフト&フォールを織り交ぜる感じですが、このリフト&フォールの動きを勘違いして覚えてる人もいます
それは後から解説します
サーフでのストップ&ゴーは簡単ですが、使うルアーで大きく意味が違ってきます
ここでは以下のサーフ用ルアーを使う場合を解説していきます
- メタルジグ
- ジグヘッド+ワーム(ソフトルアー)
- シンキングペンシル
いわゆる重量系のルアーです
ミノーのストップ&ゴーは全く違いますし、ちょっと奥深きメソッドになるので別で詳しく解説する予定です

メタルジグなどの重たいルアーをストップ&ゴーの仕方は簡単です
- キャストして一度着底させる
- 5回巻く
- 止めてフォールさせて着底させる
- 5回巻く・・・
キャスト後は、着底~5回巻く、これを繰り返すだけです
5回でなくてもいいんですよ、1回でも3回でも35回でも
俺の場合、5回巻いて泳がす部分とストップで食わせるという明確な違いを出したいし、これと別のリフト&フォールとの明確な違いを出したいので5回って決めてるだけ
巻きの釣りが好きな人は巻いて巻いて手巻き寿司~でいい
でも、ストップは入れた方が良いと思いますよ
必ず一度着底させた方がしっかりボトムを捉えられますからね
着底はラインが張ったままで「トン」という感覚がロッドやリールに伝わるのでそれを目安にして下さい
着底が分からないという人は、張ったラインをじっと見て、着底するとラインがフッと緩むのでそれでも分かります
波と流れが強ければ強いほど着底が分かりにくくなりますが、そういう場合はルアーの重量を重たくすることで分かりやすくなります
ルアーを重たくするとデメリットが出てきます
- ルアーの動きが悪くなる
- ルアーが浮き上がらなくなる
初心者の方は、これは気にしないでOKです
ルアーの動きの違いで食わせ方の違いが分かる人って極々少数です
分かるとは思いますけど、少ない経験で少ない釣果、数十匹釣ったレベルで「このルアーはね~」って語ってるおっさんって見てて恥ずかしいですよね(/ω\)イヤン
ルアーが重たくなると流れや水の抵抗にも重さが勝ってしまって不自然な動きにはなりますが、それで釣れなくなる訳ではないです
重たいルアーは浮き上がりがしにくくなるので、一生懸命ロッドを振り上げてもずっと底近くを動いてる事になります
それでもOKです
底を意識した方が魚って釣れるんですよ
どの釣りでも最終的にはボトムを~、ボトムが~ってなるんですから( *´艸`)
ルアーを重たくするデメリットよりも怖いのが、着底が分からないデメリットです
底からずいぶん離れた位置になってるのに気付かずに一生懸命リトリーブしてるってデメリット
こっちの方が釣れないです
着底が分からないようなら、思い切って重たくしましょう
30gのルアーを使ってるなら35g、40gと思い切って重たくして着底を掴んでください
サーフでヒラメやマゴチを狙うストップ&ゴー・アタリの取り方

サーフでストップ&ゴーでのヒラメやマゴチのアタリ
- 巻いてる時
- 止めてる時
要するにいつでもどこでもです( *´艸`)
止めた時に多いような気がしてるんですけど、今まで釣った魚を思い出すと極端な差はないです
大きな差は活性の違いがあると思います
巻いてる時に数匹釣れる時は、結構活性が高い時が多いようですね
そういう時はストップを入れなくてもタダ巻きで連発したりします
活性が低い時はストップした時やゆっくり巻いてる時にアタリが多いような気がします
明確な違いはないので、常にストップ&ゴーを意識してればOKです
アタリの出方はホントに色々です
- ロッドにゴンゴンたんすにゴン
- 根掛かりしたように重たくなる
- いきなり引っ手繰る
とりあえずアタリに敏感に反応する準備はいらないです
かなり遅アワセでも十分に魚は掛かってくれます
ヒラメやマゴチはルアーに対して下から噛みつく場合と上からのしかかって噛みつく場合などがあります
追いかけてヒットした場合でもまた違ったアタリの出方はします
これはこっちが準備してても予測ができない部分なので、どんなアタリがあってもロッドを立てるだけです
魚であれば重量感がロッドに伝わってきます
魚だ!と分かったらそのまま巻きましょう
追いアワセは基本的にはしない方がいいでしょう
追いアワセっていうのは、魚が掛かったのが分かった時にロッドを強く短く引いたりしてフックを更に食い込ませる動きを言います
追いアワセを入れる方が良いって簡単に書いてたり言ってたりする人もいますが、フックが皮一枚で掛かってる時も多いのがヒラメやマゴチです
皮一枚で浅く掛かってるのが分からずに追いアワセを入れるとフックが外れちゃいますからね
フックが外れるのは「運」の要素がかなり強いので、バレる時はバレる
どんなアタリ方が出ても、バレる時はバレるんですよ
なので、追いアワセを入れてるからバレてない、というのは単に運が良かったのを勘違いしてるだけです
基本的にはロッドやリールを持ってる手にアタリが伝わります
何か違和感があったらロッドをぐーっと立てて持ち上げてみて重量感があれば強くアワセます
アワセは30cmくらいロッドが後ろに引ければ上等です
アワセなくても勝手に掛かってくれてる時も多いのでとにかく違和感があればロッドを立てて持ち上がるという動作を入れましょう
ストップ&ゴーで反応が無ければリフト&フォール

ストップ&ゴーで反応が無ければリフト&フォールの出番です
リフト&フォールのサーフの釣りでの効果を間違った解説をしてるサイトもあります
この記事を読んでいただくと正しいリフト&フォールが理解できると思います
ストップ&ゴーとリフト&フォールってルアーの動きとしてはほとんど同じ
大きく違うのは「移動距離」です
ストップ&ゴーはリールで巻いた分前にルアーは進みます
1m巻けるリールなら5回巻いたらルアーは5m程度進んでる(泳いでる)と考えられます
そこでストップでルアーを止めてフォールさせる
リフト&フォールはロッドで動かした距離しか移動しません
同じ「前進」と「フォール」の動きですが、リフト&フォールは短い距離でこの動きが出せます
- ルアーをあまり追わない魚に反応させる
遠浅サーフでのリフト&フォールを「縦の動き」だと間違った考えを解説してる人もいます
これは間違いです( ー`дー´)キリッ
あくまでも「前進運動」と「止まる」動きです
- ストップ&ゴーはルアーが泳ぐ部分が長く取れるので、活性の高いヒラメやマゴチが先に釣れる
- リフト&フォールは移動距離を短くして、狭い範囲しか追わないヒラメやマゴチを釣る
この違いをしっかり理解して、2つのメソッドで釣る事ができればそれだけルアーをキャストする回数も増えます
明確な違いがあれば、もしかしたら違いでの反応があるかもしれません
実際に私がメタルジグやシンキングペンシルの重量系ルアーを使う時はこの2つのメソッドを使ってます
こう動いてる!サーフでのストップ&ゴー・リフト&フォールの動き

頭に入れておくのは「フォール」の動きです
思ったより長時間フォールしてないって事を頭に置いておくことです
フォール時間は1秒もない
水深があるサーフであればリールを巻く手を止めて数秒掛かる場合もありますが・・・それだと底から離れすぎです
頭の中にイメージするのはこうです
- 底から30cm圏内でルアーが動いてる
俺の場合はもっと下、底から10cm~20cmくらいのレンジを動かしてます
もっと上のレンジを狙う時は、フローティングミノーやシンキングミノーを使った横の釣りを展開します( ー`дー´)キリッ
これは奥深き案件なので別で解説します( *´艸`)
メタルジグやシンキングペンシル、ジグヘッドなどの重たいルアーだと、かなり底を意識した釣りになります
縦の動きを意識するんですが、ほぼ水平に近い縦の釣りだと認識しましょう
5cm~10cmのフォールが現実なんですが、それで十分なんですよ
ヒラメやマゴチ、特にマゴチはエビなんかの甲殻類もよく食べる魚なんですが、エビって跳ねても底から5cm、10cmくらいでしょ?
そう思えばいいんです( *´艸`)
一瞬の動きでヒラメやマゴチは目にもとまらぬ早業で投げる手裏剣ストライクです
人間の1秒なんか魚にとっては数十年(ウソ)
食べるという食欲を人間の性欲だと考えましょう
動画を吟味して選んで一度最後まで見てどこでフィニッシュかを決めてそこで決め打ちするんです
魚はそれをコンマ何秒というフォールの時間にやってしまうんですよ
なので、正しい動きを理解して、一瞬止まる時間(フォールする時間)を意識してストップ&ゴー、リフト&フォールを取り入れてみましょう
フォール時間が長いとほとんどのルアーは水平フォールしない
サーフ専用ルアーで、メタルジグ、シンキングペンシルの重量系ルアーはほとんどが後方重心です
後方重心で固定重心なのでフォール中のルアーはかなりお尻を下げた形でフォールします
遠浅サーフで1秒くらいで底に着く場合はそこまで極端に姿勢は変わりませんが、深い場所で数秒フォールさせると後方重心はお尻から落ちるような形になります
後方重心タイプが多い理由は飛距離です
飛距離を出すために後方重心になってるって訳です
ウェッジ95Sは後方重心でしかも30gの重量

こういう感じでリトリーブ中(ゴーの時)でもお尻を下げた形で泳いで、ストップするとルアーの後方から落ちていきます
その後にまた巻き始めた時も後方が下がった状態で泳ぎ始めます

フリッド90Sは後方重心のルアーですが、泳ぎは水平に近い姿勢です
完全に水平ではないですが、かなり水平に近い泳ぎです
しかも完全に後方重心なので、ほぼ垂直で着底しますね

あまりゆっくり巻くとお尻が下がってしまいますが、結構早く水平姿勢になるのでちょっとびっくり
これはすっごく良いと思いました
完全な水平姿勢を求めるならこれです

ほぼ完全なる水平フォールです

ぶっ飛び君95Sは重量も27gと軽いので、水平フォールしながらゆっくりと落ちるんですよ
これは俺の考えですが、水平姿勢のルアーの方がすごく使いやすい
正直、ウェッジのようなお尻を下げた状態で泳ぐルアーでも釣れるんですよ
水平姿勢のぶっ飛び君95Sとウェッジ95Sに釣果の差が出るかというとそんなには変わんないけど、明らかに反応が違うって時もあります
そしてフッキング率は全くと言っていいほど違う
水平姿勢のぶっ飛び君95Sやフリッド90Sは飲み込むようなアタリが多く、そうなるとまずバラさない
魚にダメージが残る場合も多いんですけど、やっぱりお尻が下がらないルアーってのはヒラメやマゴチもテールを飲み込むような食いつき方をしてくるんです
ウェッジ95Sは他のルアーと変わりなくヒットしますが、すごくバラしが多く感じます
水深のあるサーフなら底へのコンタクトも減るでしょうけど、俺の行く水深1mもないような遠浅サーフだとルアーの違いでランディング率が違ってくる所ですねぇ(´ー`*)ウンウン
重量系ルアーの多いサーフ専用ルアーのストップ&ゴーとリフト&フォールの使い分けの話でした
基本的にはサーフの釣りではストップ&ゴーを主体としてOKです
それでも釣れないならリフト&フォールの出番
これが分かりやすい違いの出し方ですね
もちろん、状況によっては最初からリフト&フォールで狭い範囲の動きをする場合もありますし、それは経験と実績が出てくれば分かるようになります
重たいルアーが主力商品として売られてるし、安いのも多いので手を出しやすいと思います
手を出すとか女性以外に使ってはいけません( ー`дー´)キリッ
ストップ&ゴーとリフト&フォールは本当に簡単なメソッドで誰もが使える基本的な動きなので、これを主体にサーフでヒラメやマゴチを釣りまくって下さい
そして、次は「横の動き」の釣りの展開となります・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
横の動きを意識する釣りはね、面白いけど奥深い・・・
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m