
人間の視野って結構広い
まっすぐ前を向いて鷲掴みにされても仕方ないくらい両手を広げたくらいまで見えてる
でも、視野に入ったからと言って全部が全部食べに行く訳ではないっすよね?
両目で確実に捉えて形と大きさ、そして色まで妄想するのが人間という生き物
俺自身、極端に右目の視力が悪いので距離感が掴めない時があるんですよ
特に枝とか、枝とか、たまに枝とかの距離感間違ってルアーブッ刺すとかwww
ぷりんぷりんのいい女も、先ずは視野に入れから両目でピント合わすように顔を持って行くでしょ?
今日はそういう話です( ー`дー´)キリッ
ヒラメの基本的な動き

ヒラメは前と上へ動くのが得意
基本的には底でべったりしてて、ベイトを待ってる
あんまり積極的にベイトを探して追いかけ回してはないって考えましょう
マズメは別ですよ
あの時間帯、特に朝マズメは高活性でヒラメもやる気満々
ベイト追い回して無条件で釣れるんで
ベイトを追いかけなくても捕食できる場所は「流れ」ですよね
どの魚においても一緒なんですが、流れの中で流されてくるベイトを待ってるのが魚にとっては楽であり基本
ヒラメは、急転回するような動きは苦手で、頭の方向を後ろに向けたりする場合に、ヒレをパタパタさせて方向転換する
なので、しっぽの方を通るベイトにはあまり興味を示さない(反応が遅い)
ヒラメの視野と捕食範囲
ヒラメの視野ってのは普通の魚よりも上に広いと思われます
捕食は前進運動と真上への突進運動、というかそればっかり?
急な方向転換は苦手なんで、基本は顔の前にくる時に捕食してます
これくらいの範囲はヒラメは見えてる(視野には入ってる)

でも、多分、この赤い捕食範囲に入らないと食いついてこないと思うんですよね

この捕食範囲がヒラメがビタってピントが合って確実にベイトを仕留められる
ピントって両目で見ないと合わないはず


流れの中にいれば、上流に頭を向けてればベイトが自然と捕食範囲に流れてくる
なので、ヒラメは離岸流が好きですし、流れがないとヒラメがいる可能性が低くなる
流れに対して頭を向けて、ベイトが流れてくるのを待ってる
これをルアーに当てはめると、流れに流されてくるベイトを演出しないといけないって事
ヒラメの視野と捕食範囲を考えたルアーの通し方
ヒラメは瞬発力はすごいと思います
捕食範囲に入ったらすごい勢いでベイトに襲い掛かる
急な方向転換はしないので、こんな感じで基本的には流れに頭を向けて待ち伏せしてると思います

ヒラメの視界になるべく長く入れてピンポイントで捕食範囲を通さないとなかなか釣れないと思うんですよね
ゆっくり動かすルアーと、時々止める、これがヒラメを釣る時のルアーの基本ですけど、ヒラメの動きや視界に関係していると思います
ルアーは種類やカラー、動きや動かし方を工夫するよりも、流れに流されてるルアーの方が確実にヒット率は上がります
あと、何回も同じ場所を通しても、ふとした拍子にぽこんってヒラメが出るのも、このヒラメの視界と捕食範囲によるもんだと考えます
サーフの流れは色んな方向に複雑に流れます
ヒラメの頭の方向も、流れのタイミングで少しづつ変えてると思います
一定方向に流れてる場合でも、立ち位置を変えて少しずつルアーを通るコースを変えるのは、このヒラメの頭の向きちょこちょこ変わってるのに合わせる、という意味合いがあります
アップストリームでは魚が釣れない?その理由
流れに完全に逆らってルアーを泳がせるアップストリームという釣り
下図のように流れに真っすぐ逆らう形でルアーを通す・・・

これ、ほんとに釣れません
絶対はないんですが、俺の場合絶対に釣れない(/ω\)イヤン
いや、俺だけかもしれんが、完全に流れに逆らう動きをするルアーにはほぼほぼ食ってこない
- ベイトはそもそもが流れに逆らって泳がない
- ルアーがバタバタ不自然な動きをする
理由は主にはこの2つだと思います
流れに逆らって魚は泳がないって事はないんですが、そもそも流れに逆らって上流に上る時の魚の動きって、水面を飛ぶんですよ
そういうベイトをわざわざ捕食するより、流れに巻けて流されてくるベイトを待った方がいいじゃないですか
しかも、流れに逆らうルアーって、気色悪いくらいバタバタ動くんです
止めてもバタバタバタバタ、あんなの電動バイブ以外に必要ない動きです
釣れるアップストリームのルアーの通し方と3つのクロスキャスト
釣れるアップストリームはルアーを流れでクロスさせる釣り方

これはアップクロスって言いますね
下流に投げるにしても、流れを横切るように動かして、流れの緩みへルアーを流してるハズです
流れに負けるベイトを演出するってヤツですね
一番良いのはアップクロス、クロス、ダウンクロスの3方向を常に意識する事

こういう釣り方は川だと流れの方向や強さが一定なので、かなり細かく刻んだ方が効率的です
サーフの場合、流れっちゅうのは「波」「離岸流」「潮位」の3つの要素が複雑に絡んでる
一定の方向が川ほどはっきり見えない時が多いので、色んな立ち位置から3方向にキャストした方がいい
良い流れであればあるほど、ヒラメは底べったり、かつ、流れてくるベイトを待ち構えてる
その頭に通す、レンジもぴったりヒラメが楽に飛びついたら食える位置を意識してレンジを通すって感じかな
真っすぐルアーを通す意識ではなく、ルアーの軌道は必ず弧を描くコースを通るイメージも持ってると良い
サーフでヒラメが釣れるようになるルアーの流し方論

サーフでは流れの強弱と方向がバラバラになるんで難しいところではありますが、強い流れから緩くなる部分をきちんと理解してルアーを流せるかどうかは釣果の違いに出る所っすね
流れが強い場所でも、必ずルアーが流されるギリギリの重さに調整していく
具体的に言えば
- いつでも底にコンタクトできる重さ
- 止めた時にルアーが流される重さに調整
常に底から離れないけど、流れには流される重さに調整、調整ってのは重たいルアーから軽くしていくってのが簡単だと思う
リトリーブ中も必ずルアーを止める、緩めるという動きをした時に「ルアーが流れる重さのルアー」に変えて行くという感じですね
もっと細かく言えば、風が強かったらどうしても重たいルアーでしか届かないって時もある
そういう時は、ルアーの大きさを少しでも大きくしていくってのも一つの方法
同じヘビーシンキングペンシルでも、9cmと12cm、14cmとサイズ違いを持っておくのも一つの手段です
俺って多分、ルアーチェンジを頻繁にするタイプのDカップ女子大生だと思うんですよ
逆に言えば、ルアーチェンジをしたくなる状況は流れも複雑でヒラメも必ず居るという自信があります
流れの良い場所であればあるほど、ヒラメは流れの上流を見ながら捕食範囲に入ってくるベイトを待ってます
デイゲームであれば更に流れの強さとヒラメの捕食範囲の狭さでピンポイント感が強くなっていく感じですね~
難しくはないんですよ、これ
シーバスや本流トラウト、磯ヒラ、ショアジギ、色んな釣りをしてきましたけど、こういう考えが出来るんです
- スズキやトラウト、青物は3D
- ヒラメは2D
レンジの違いで大きく釣果が分かれる釣りは縦の要素が強くなりますが、ヒラメの場合は基本底近く、あとは横の考えだけでいいんです
レンジは底近くだけ意識して、あとは色んな立ち位置と色んなルアーで滅多打ちで仕留める事もできるのがヒラメ釣りの簡単さと難しさかな~(-ω-;)ウーン
視野と捕食範囲を考えれてルアーの通せばヒラメは格段に釣れるようになる

ヒラメにしろ、他の魚にしろ、共通したものは流れに頭を向けているという事
どうやって魚の視野に入れて捕食範囲に通すか
それが理解出来れば、自然にそういう意識でルアーを通すようになって、これは釣果に確実に差が出る部分
流れを制すはヒラメも制す
ホントはもっと重要な流し方のコツもあるんですけど、それはまたの機会に
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
