【本流アマゴ、サツキマスを狙う!】四万十川の本流アマゴ、サツキマス・本流トラウト四万十川中流域攻略回想録【遊漁券買って釣ってね】

四万十川の本流アマゴ、サツキマス

始めた当初はほぼほぼ下流域を探っていましたが、たまたま職場が四万十町に変わる時期がありました

四万十川で言うと中流域、私の持ってる遊漁券で叩ける最上流(佐賀ダム(家地川堰堤)まで)になる場所

川幅も狭くなり「最後の清流四万十川」みたいな感じでよく見る四万十川の光景ではない( *´艸`)

大きな岩と岩の間を流れる急流も多く、雨が降って水量が増えると荒れ狂ったような流れになりやすい中流域

四万十町は市町村合併で「十和村」「大正町」「窪川町」が合併されできた町

四万十川の中流域から上流域までの部分になります

上流域の漁業権は違う管轄になりますが、それの境目が通称「佐賀ダム(家地川堰堤)」です

佐賀ダム(家地川堰堤)※佐賀取水堰

正式名称は「佐賀取水堰」

どう見てもダムですが、ダムではありません

ダムの定義は高さが15mというものがありますが、この佐賀取水堰は8mとなってます

ダムではないんです

大きな水たまりだと思いましょう( ー`дー´)キリッ

この佐賀ダム(家地川堰堤)も四万十川流域の昔の人達が、建設に対して大きな反対運動を起こした時代背景もあります

このダムは発電が目的で作られており、まぁそれはそれで助かった人も多いでしょう

しかし問題は、この発電で使った水は四万十川に戻ってないってところです

全てが黒潮町に流れる伊与木川に全てが流れ、かつて「四万十川を返せ」という撤去運動が四万十川の漁師を中心に行われたそうです

そんな時代背景もある佐賀ダム(家地川堰堤)ですが、この佐賀ダム(家地川堰堤)を境に漁業権が変わります

私の持っている遊漁券ではこの佐賀ダム(家地川堰堤)までが釣り場になります

職場が近い事もあって、仕事帰りに初めて佐賀ダム(家地川堰堤)を見た時「水少っ」って思ったのを覚えてます( *´艸`)

広大な四万十川ってイメージですが、渇水の時期になるとぜーんぜん川の水はないです

前回は下流域編でしたが、今回は中流域編です

記憶力は良い方ですけど、釣果見てもどこで釣ったか???なのも多くなりなりました( *´艸`)

当ブログを見て四万十川本流トラウトに挑戦しようと思ってもらい、確実に遊漁券を買って、漁協に「アマゴ釣りの本気アングラー」として見せてくれる人が一人でも増える事を願います

それではゆっくりとご覧くださいm(__)m

佐賀ダム(家地川堰堤)から下流を探っていく四万十川本流アマゴ、サツキマス釣行

四万十川中流域

中流域の十和地区、対象地区の四万十川中流域

上の写真のように、石というよりは大きな岩場の間を流れるような場所が多くなります

とにかく水量が少なく、このダムより下流へどんどん下っていき、小さな流れを攻めていきました

とりあえず、釣れます

道から見える瀬を攻めると思った以上に本流アマゴが釣れました

4月の中頃だったと思いますが、普通に本流アマゴが釣れるんです

明らかに下流域とは違う魚影の濃さ

下流域だと、大きな瀬の中に多くても2~3匹、という感じでしたが、とにかく小さくても瀬や流れ込み、落ち込みに小さいながらもスモルト化(銀化)した本流アマゴが釣れる

仕事帰りの30分でも5~6匹簡単に釣れてしまいました

この辺から私の「四万十川の本流アマゴ」の概念が大きく変わりました

それまでは、何か特別感のある大切な魚だったんですが、まるで沢や渓流で釣るアマゴレベルに釣れる

今思えば、これは上流部や支流の放流の多さもあったんじゃないかと思います

佐賀ダム(家地川堰堤)より上流は、アマゴの成魚放流もよく行われており、アメゴ祭りとして年に1回はたくさんのアマゴが放流され、取り切れなかったものが四万十川本流の残ってたんだと思います

当然ながら、大雨が降って水量が増すと、ダムは放流をします

その時に、上流部のアマゴも下流に流されるはずです

確かにアマゴは遡上するという本能があるらしいんですが、本流アマゴは本流で大きくなろうとスモルト化したアマゴ

そう考えると、支流から本流へ降りて大きくなり、産卵期には支流へ戻ると思うんですよ

あくまでも私の考察ですが、支流から下ったアマゴは支流へ戻ると考えてます

佐賀ダム(家地川堰堤)周辺にたくさんの大きな本流アマゴいるのは、恐らくそれより上流のアマゴがダム放流で落ちてきた・・・なんて考えてます

この上流部のアマゴは、どうやら秋から冬の降水量も関係している感じもしてます

台風が多かった年は、佐賀ダム(家地川堰堤)周辺の本流アマゴが多く釣れてる感じなんですよね

確実には言えないんですが、渇水の続く年は本流アマゴも少ない

まぁ、あくまでも私の私見です

四万十川の本流アマゴ
四万十川の本流アマゴ

下流域とは違う魚影の濃さを感じましたが、何か違うんですよ

アマゴのサイズです

佐賀ダム(家地川堰堤)より少し下流域では手の平サイズが非常に多いかった

30cmを超えるアマゴは全然釣れない代わりに、とにかく数は釣れる

佐賀ダム(家地川堰堤)は四万十町の旧窪川になる場所ですが、国道から大きく外れててすっごい分かりにくい( *´艸`)

旧大正町周辺の四万十川は、国道から見えてるんですけど、離れてる上に高低差があり、簡単に上り下りできない場所が多い

トンネルをくぐらずに川沿いの旧道を走り回って川への降りる道を探しては降りるという形

注意:間違っても畑の近くには車を停めないように(クソ迷惑です)

佐賀ダム(家地川堰堤)より下流へどんどん足を延ばしましたが、四万十川へ一度降りると、数kmそのまま釣り下る、釣り上がるという形

3時間ほど釣り続けると、上がる道を探すのも一苦労

結局、また釣り下がりながら1~2時間かけて車へ戻る、という釣り

まだまだ私の体力もありましたし、釣る気力も満載の時ですから、苦に思う事は無かったんですが、とにかく一日釣ると翌日支障が出るくらい疲れてましたね( *´艸`)

川幅も狭く、本流というよりも太い渓流というような様相ですが、細かくたたいていくと一流しする2~3時間で30匹近く釣れる事もありました

四万十川の体高のある幅広本流アマゴ
四万十川の中流域で釣れたサツキマス

それくらい、魚影の濃さもあり、叩かれてないという感じがしてました

せっぱりとか言うらしいですが、こういう体高のあるタイプの本流アマゴ、サツキマスが瀬の中からルアーを引っ手繰ります

このタイプになると、本当にすごい引きをしますし、トラウトロッドが根元から曲がって面白すぎます

大きな瀬のゴンゴンの流れの下を通すとギラリと魚体が光ると一気にロッドが絞り込まれる

ルアーのアクションよりも底までしっかり入るかどうかも大事な事だと学びましたね

朱点の出た四万十川の本流アマゴ

土日に釣りしても、誰にも会わなかったし、たまに地元の人に会っても「アマゴ釣り」というとびっくりしてましたもんね

「釣れんろうがよ(釣れないでしょ?)」って言われるのがほとんどで、その次に出るのが支流の川への案内ですw

地元の人ですら本流アマゴの存在はあまり知られてなかったのかもしれませんね

そんな感じで、佐賀ダム(家地川堰堤)まで手を伸ばした私の本流アマゴでかなり釣果を伸ばして徐々にレベルアップしていきました( *´艸`)

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四万十川本流アマゴ、サツキマス・旧大正町の梼原川に足を延ばす

梼原川の本流アマゴ

佐賀ダム(家地川堰堤)よりずっと下り、旧大正町の街中になると「梼原川」という支流があります

支流と言っても、沢や渓流というような細い流れではなく、水量もある大きな支流である梼原川

本流である四万十川と比べても大きく変わらないくらいの川の規模です

この梼原川を上っていくと「津賀ダム」があります

津賀ダムは高さが40m以上ある、立派な大きなダムです

四万十川本流ではないため、四万十川のダムにはカウントされません( *´艸`)

津賀ダムより上流も、また違う漁業権になりますが、北川川など、アマゴでは超有名な川があったりします

津賀ダム周辺は道幅が狭く、ガードレールもない場所があり、落ちたら誰も気付かないと地元の人に脅されてました( *´艸`)

なもんで、私は津賀ダムまで行った事は無いんですよね

この津賀ダムより下流の梼原川

四万十川の本流アマゴ、サツキマスとは違うでしょ?って言われる気もしますが、この梼原川も大きな本流アマゴが釣れました

春先に、四万十川が増水していけない時に、ふと足を延ばしたんです

特に前情報もなく、なんとなく支流だから行ってみようかなくらいな考え

その時に、30cmを超える尺上本流アマゴが連発し、とにかく驚きました

増水してた事も高活性になってた要因ではありますが、四万十川の支流である梼原川も立派な本流アマゴが釣れる

四万十川本流と違い、時々きれいなパーマークの残ったアマゴも釣れます

完全にパーマークの残った梼原川の本流アマゴ
半分スモルト化してる四万十川支流の本流アマゴ

これぞアマゴって魚体ですよね

下の本流アマゴは釣った時には銀色の魚体ですが、角度によってはパーマークがキレイに見えました

本流が増水して泥濁りになると釣りにすらなりませんが、梼原川のような大きな支流は四万十川本流よりも先に濁りが取れてきます

梼原川にも支流が何本かあり、大雨の翌日には透明になった支流からの流れも入り、茶濁りが取れ始めるのも早い

そうなると「笹濁り」という緑がかった濁りになり、魚にとっては最高のコンディションとされています

本流アマゴやサツキマスも例外ではなく、濁りが取れ始めた笹濁りが圧倒的に活性が上がります

普段は小さなチャラ瀬の場所に大きな瀬になった場所で、40cm近いサツキマスも釣れました

梼原川で釣れたサツキマス

私が堂々と「これがサツキマスだ!」と言える魚体

アマゴって感じよりも「マス」って感じですよね

梼原川で釣れたサツキマス

当時は「キャッチ&イート」が代名詞だった私ですが、このサツキマスはリリースしました

この貴重なサツキマスの遺伝子を少しでも残したい、そう思いました

と言えばウソになりますが、何となくリリースしました

何ででしょうね?

なんか神々しかったというか、これ食ったらバチ当たんじゃね?って感じでしたね( *´艸`)

この四万十川支流である梼原川も立派な本流アマゴが釣れる川でもありますが、タイミングが違うと全く釣れなかったりします

増水なのか、はたまた時期なのか・・・

それほど行く場所ではないので定かではありません

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四万十川本流アマゴ、サツキマス・旧十和村~旧西土佐村

四万十川中流域

旧大正町から下流になると、土佐昭和、十和、西土佐、という地区を流れるようになります

完全な「四万十川中流域」です

下流域の川幅の半分から3分の1くらいですが、流れも強く、所々で「魚止まり」のような存在の大きな瀬や淵が点在していきます

国道沿いから外れた旧道を走っていくと、川へ降りられる場所も多く、佐賀ダム(家地川堰堤)周辺よりも楽にエントリーできる場所が多い

この辺りも魚影は濃く、30cm近い本流アマゴもちょいちょい釣れる

完全にマス化したような立派なアマゴも釣れ「小さいサツキマス」と私は命名してました( *´艸`)

旧大正町と比べると、強くて太い瀬もたくさんあります

私の感覚では、水流の強くて深い瀬であればあるほど大きな本流アマゴがいる

支流が近くにあるか無いかは全く関係なく、色んな場所でスモルト化(銀化)したきれいな本流アマゴが顔を出します

四万十川中流域の本流アマゴ
四万十川中流域で釣れた極太のサツキマス
四万十川の朱点の無い本流アマゴ

渇水の年には魚止まりになってるような場所で5~6匹連続でヒットしたりと、場所が当たるとそれこそ面白いように釣れる

朱点の残り方も個体差がすごく大きくて、本当に蛍光色のようにキレイなタイプと、ほぼほぼ朱点が消えたマスって感じのアマゴもいたりします

この辺りになると、国道から丸見えになってるような場所も多く、開けてるようなポイントが多い

国道は大きく川が曲がるごとにトンネルが通り、ほぼまっすぐに通行できるようになっています

川沿いに進むと必ず旧道に入るようになり、これがまた道が狭くなります

私は田舎の山奥に住んでたので、1車線、1.5車線という狭い道には慣れっこですが、普段は2車線、片側2車線のような都会に住んでる人からすると怖いような道が多いのが旧道ですね

ところどころ沈下橋もあり、そこまで続く道に下る事が多い

実際に、西村氏がよく雑誌でサツキマスを釣ってる場所も多くあるのがこの場所です

私も一度だけ、西村氏らしき一行を見たことがあります

カメラを担いだ人と2~3人、帽子とサングラスにチェック柄のシャツを着てた人が恐らく西村氏かなと思います

見かけた月の翌々月くらいに出たGijieという雑誌で46cmのサツキマスを仕留めた特集が出てました

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私もよく良くポイントであり、地元に住んでたので何度も読み返しては何度も通いました

もちろん、私には全く釣れませんでしたけどね( *´艸`)

十和地区から西土佐地区になると、徐々に川幅も広くなり流れも大きくなる場所が多くなる

広見川などの大きな支流もありますが、なんせこの辺から川の水質の汚れが目立ってきます

それでも本流アマゴやサツキマスが時々釣れます

ここには目黒川という支流があり、この上流には滑床渓谷があります

滑床ではアマゴやニジマスが養殖され、有料で釣る事もできるようです

※一時期辞めてたんですけど、どうも再開してるみたいですね

この目黒川は実は穴場で、大雨などで増水した時に用水路にニジマスが入ってくるんです

地元の人は単に「マス」と言ってますが、20~25cmくらいのスモルト化したニジマスでした

アマゴのような主点もなく、黒い斑点がありました

このニジマスが本流である四万十川に降りてきて、ワイルドレインボーと化します

と言いたいところですが、ニジマスはそもそも冷水の魚で、自然繁殖できるのは北海道だけらしいですね

そもそも、四万十川の水温はニジマスには適してませんし、そもそものそもそもがニジマスは外来種です

釣りの対象魚としては増えるのはうれしい限りですが、自然界の事を考えると微妙なところですね

ワイルドレインボーは温暖化も手伝って、ほぼ0じゃないかと思います

私からすると一生に一度の確率も0ですし、私の知ってるアングラーではたった一人が何十年前に釣ったって話だけですしね

昔はもっと水温も低かったですし、何とか本流マス化するタイプもいたかもしれません

ニジマスよりも、愛媛で養殖されてるサツキマスの方を四万十川に大量に放流して欲しいです( *´艸`)

四万十川本流アマゴ、サツキマス・中流域編でした

実際にやってみると、案外本流アマゴはたくさんいたんだなって思いました

もちろん、私以外にも昔からルアーで狙ってるって人はいるでしょうけど、もっと幻っぽい感があると思ってました

アマゴを渓流で釣ってると、時々銀色のスモルト化(銀化)したのが釣れるとうれしかったもんです

ここ数年、一気に数が減った気がします

私自身、ここ5~6年は完全にオールリリースです

トレブルフックも魚体を傷つける事が多いので、だいぶ前からシングルフックにしてます

シングルフックだと魚が暴れた時に口以外にフックが掛かるのが減ります

減りはするんですけど、シングルフックでも刺さる時は刺さります

刺さった時にガッツリ深く刺さってしまいます

シングルフックにすると確かに無駄フッキングは減りますが、0ではないんですよね

トレブルからシングルに変えるよりも、どっちでもいいのでバーブレス(カエシなし)にした方が魚には良いとは思います

しつこく何回も言わせていただきますが

遊漁券買って釣ってね

この地区はアマゴの自然繁殖が水温的に難しいと思います

放流していかないとどんどん数が減ります

3月、4月にアユではなく、アマゴ釣りとして遊漁券が出ると漁協が分かれば、どんどん放流量を増やしてくれるはずです

そう信じましょう

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m