
実際にヒラメが釣れた時にその時はすごく喜びましょう
でも、すぐに色々と脳裏に焼き付けましょう
たった1枚のヒラメで考えるべき事があれば、その後の釣果にも繋がる部分がある
1枚、2枚、とヒラメの釣果が重なっていくと、どんどん腕が上がる考え方もあれば、あっという間に天狗になって、井の中の蛙になる人もいる
ヒラメが釣れた時に考えてきた事、色々と書いてみました
釣ってる風であまり釣ってない人の考え方
ヒラメが釣れた時に、思い込みが強すぎる人がいますね
特に、色々な情報やメソッドが頭に叩き込まれているが、実際にあまり釣れないベテランに見受けられる
あの手、この手を引き出しを引っ張り出してやっと釣れた1枚に対して執着心が強すぎると、あまり上手になりません
- このルアーだから釣れた
- このカラーだから釣れた
この考え方は、ルアーを売るメーカーの売り文句であり、メーカーに従事するテスターや有名人が良く使う言葉
この言葉と数十枚の釣果の統計なら説得力はあるが、たかだか数枚出ただけでは思い込みが強すぎ
色々なルアーを試しカラーチェンジ、ルアーチェンジを繰り返して出た1枚に固執したい気持ちは分かるますが・・・
- この時間帯だから釣れた
- この潮位だから釣れた
- この潮回りだから釣れた
この考えは、良いような悪いような、私個人的には第一に考えないようにしている
というのは、実際に釣果を重ねていくと、そんなに潮位や時間帯は関係してこない事が分かる
いつ行けるか分からないサンデーアングラーだと、行く時間が限られるし、決まった時間に行けなくなったりもしましたが。それでも普通にヒラメは釣れます
ヒラメが釣れた時に、次に繋がる考え方
最初の1枚は、本当に感動
私自身も最初に釣ったヒラメは、本気で「カレイ?」と思ってしまったくらい、現実とは一瞬思えない感じでした(笑)
何枚釣ってもヒラメが砂浜に揚がった姿には特別なものが感じられる
一日に数多く釣れる訳ではないサーフヒラメだからこそ、1匹のヒラメに対して少しだけ難しく考えてるようにしてます
1 釣れたヒラメに単純な理由をつけない
ルアーチェンジを駆使して行き当ったルアーで釣れたヒラメには、そのルアーやカラーに釣れた理由を付けたくなる気持ちは分かります
でもバカみたいなので辞めましょう(/ω\)
その理由付けは、何十回も同じパターンで、何十枚も釣れてからにしましょう
釣果が伴わない思い込みは恥ずかしい
メーカーやテスターは言わないといけないんですよ「これだから釣れた!」って
だって俺も手数料の高いバカみたな投資信託を「これは過去の成績がこうで~」って売ってましたからwww
売る側は、とても上手な宣伝文句で「これだから釣れた」で洗脳してくるが、軽く洗脳される程度に止めましょう
2 釣れたヒラメには必ずたくさんの理由を付けてみよう
今釣れたヒラメに対して、どれくらいの理由付けができるか、それが今後のヒラメの釣果に繋がります
先ほどの釣れたルアーと釣れたカラーは当たり前に覚える、そして
- このルアーのレンジがぴったり合った
- 今日の日光の量に合わせたカラーが良かった
これにプラスして
- 離岸流の外れにこのヒラメは潜んでいた
- 沖目の波が強かったので、ベイトが岸近くに寄っていた
- 波が入る量が多く、ベイトもヒラメもさっき釣れた場所に溜まっていた
こんな感じで、できるだけ多くの条件を付けてみましょう
妄想で結構です(*^^*)
もちろん、無理やりつけるのではなく、全体の状況を考えて、ある程度繋がる理由を付けましょう
- 先週荒れていたので、波が収まり始めたタイミングが良かった
- 先週は寒波が入って寒かったが、ここ3~4日は比較的暖かい晴れの日が続いた
- 明日は大雨の予想で、今日は時化(荒れ)の始まりくらいで荒れていた
あまりたくさんの理由付けしたらほとんど覚えてないかもしれないですけど、その場で瞬時に考える事は、状況判断にも繋がるため考えられるだけ考えてみましょう
1枚のヒラメにたくさんの理由付けをすると必ず次に思い出す
1つの事に思い込む事と、たくさんの理由付けをする事の違い
- このルアーだから釣れた
- このカラーだから釣れた
この考え方だけだと、似たような状況になると、この2点ばかりが頭に残って、それに固執してしまいます
もちろん、どんなルアーでもヒラメは釣れるため、固執したルアーとカラーでも成立してしまうが、打つ手が少なくなる
すぐに諦めて「ここにヒラメはいないんだ~」というおバカになってしまいます
1枚のヒラメに、たくさんの理由付けをしておくと、似たような状況で、色々なメソッドを試したくなるはず
釣れると思っているルアーとカラーを通して、ハイおしまい、の釣り方よりも多彩な釣り方ができる
多彩な釣り方ができる、という事は、それだけ何度もルアーをキャストするという事になる
- この前釣れたルアーで反応が無い
- この前釣れたカラーで反応が無い
この後に、前に釣ったヒラメで思い浮かんだ理由が浮かぶはず
あの時は沖目の波が強かったが、今日は強くない・・・もうちょっと波の入る場所を探すか
昨日から寒波が入って冷え込んだ・・・今日は活性も悪いかもしれないので、底近くをゆっくり通してみるか・・・
そういう考えが頭に浮かんで来たら、たった1枚釣ったヒラメが、何枚も釣った事と似たような考えを持つことができる
ヒラメが釣れれば釣れるほど、複数の理由が重なってくる
1枚のヒラメで理由付けをたくさんする
そして、その理由が少しずつ当てはまり、徐々にヒラメの釣れた枚数が増えてくる
そうなると、たくさんの理由付けの中の理由が、ちょっとづつ被ってくると思う
私の場合は、頭の中に映像が浮かび、その映像に近い条件を見つけていくようになっている
以前に釣ったヒラメの状況が頭に映像化され、その時に釣れた理由を試す
その時に、釣れたルアーとカラー、潮位や潮回り、という単純なものしか頭に浮かばないようならヒラメを釣った数が足りないと思います
それかおバカかw
たくさんの理由付けと釣果が重なれば狙い通りに釣れるようになる
私自身、誰も叩かないような時間帯や場所で、かなりのヒラメを釣ってきたという自信はあります
その理由付けの数も、釣れなかった言い訳も人よりたくさん持ってます(笑)
どうみても釣れそうにない状況が、あまり無くなってきている
ベタ凪でも、大波でも、過去の釣れた理由付けが頭に浮かぶため、色々なメソッドを試す事が出来る
それで釣れたら、またその理由は確定的になる
単純な考え方しかできなければ「大潮の潮変わりが狙い目」みたいな極端な考えに偏ってしまう
釣れない人の特徴に「諦めが早い」というものがある
本人は「見切りが早い」と思っているかもしれないが、諦めが早いだけでチャンスを逃しているだけです
まとめ
1匹釣れたヒラメでも、色々なメソッドの理由付けを行う事で、数匹分のメソッドになる
ヒラメはルアーで釣れるのではなく、条件で釣れると考え、過去の色々な条件と釣れた理由付けとの繋がりを見つければ、その場でも新しい場所でもヒラメの釣れるメソッドが思い浮かぶ
1回の釣行で何十枚も釣れないヒラメだからこそ、1匹のヒラメにたくさんの考えを思い浮かべるようにしましょう
妄想癖はたまに役に立つ!(笑)